資料室−土地開発公社
原下工業団地(平坦地)完売なる
公社借入金、9億円に !!
7月14日、三豊市と三豊市土地開発公社は、株式会社クシベウインテックと三豊市土地開発公社「原下工業団地」への「工場立地に関する協定書」及び「土地売買契約書」を調印しました。
この契約により、「原下工業団地」の平坦部は完売となり、喜樂工業周辺部などの法面が残ることとなります。
★原下工業団地にかかる借り入れ金額(公社のうち原下分のみ)
平成18年3月末 21億5577万円
平成19年3月末 21億7000万円
6億1000万円返済
平成20年3月末 15億6000万円
平成20年度 △ 6億6000万円(クシベ売却分)
9億円(借入金残額)
6億9000万円(市より3年毎の長期借り入れ)
★平成19年3月末、坪3万円で売却することを決め、売価と簿価の価格差を特別損失として計上した。
評価前の帳簿価額 18億6983万円
(土地造成費 坪7万7900円)
評価替えによる帳簿価額 7億2009万円
(売却予定価格 坪3万円)
特別損失 11億4974万円
(土地造成費と売却価格との差額)
原下工業団地がほぼ完売となり大きな課題が1つ解決したといえる。しかし、完売しても、借入金の残高が9億円残っています。平成19年3月末に特別損失を11億5000万円計上しており、平成20年3月末には土地開発公社財政は、約5億円の赤字決算となっています。
今後の公社の事業活動により収益が上げられるか十分検討する必要があります。
また、企業誘致により雇用の確保と税収増が期待されます。しかし、「工場誘致条例」「工場誘致条例施行規則」により固定資産税の額以内の奨励金を3年間、最大1億円交付できることになっています。
今後、表面的に解決しただけでなく、土地開発公社のあり方も含め明確な住民説明が求められます。