市政の動き−活動報告

ごみ処理問題調査特別委員会の視察研修に同行しました

ゴミ固形燃料化施設を中心に研修しました

  目的
 ごみ処理技術検討委員会は、RDF化推進する等の検討を行っていますが、「ゴミ固形燃料(RDF)の有用性はどのようなものか」について確認するためである。
  
日程
 2010年10月4日(月)〜6日(水)
視察先
 (1)「湖東広域衛生管理組合リバースセンター」湖東広域衛生管理組合
リバースセンターの施設概要について
 リバースセンターは、可燃ゴミを固形燃料(RDF)に再生処理する施設。分別収集された可燃ゴミは、約30分でクレヨン状の固形燃料が出来上がる。固形燃料は、パルプ工場などで使用してもらっている。売却先探しが大変であり、運賃もかなりかかる。
   《PDFごみ固形燃料(RDF)の自然発熱特性について―環境計画センター 鍵谷司専務理事》
   《PDF見直されるバイオマス燃料(Ⅱ)」環境計画センター 鍵谷司専務理事》

 (2)「上越バイオマス変換施設」上越バイオマス循環事業協同組合
   上越バイオマス循環事業協同組合施設の概要について
   生ゴミバイオマス化処理の取り組みについて
 人口約20万の特例市。バイオマスタウン構想にもとづき、生ゴミのバイオガス化処理を行っている。生ゴミをメタン発酵させてバイオガスを回収します。この燃料を下水汚泥・生ゴミ・かんばつ材等のバイオマスを乾燥させセメント原料にリサイクルする。かんばつ材を利用して、燃料用木質ペレットを製造する。

  (3)「石川北部RDFセンター」石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合
   RDFの焼却により発生する熱エネルギーを回収し発電等を行う施設の 概要
 石川県北部地域の市町村と一部事務組合により県の主導により設立された、5箇所で製造されたRDFを全量受け取り処理する施設です。RDFを焼却することにより発生する熱エネルギーを回収し発電し、灰等は溶融してスラグ化することでコンクリート製品等の材料に利用。

 (4)「羽咋郡市広域圏事務組合リサイクルセンター」羽咋郡市広域圏事務組合
   リサイクルセンターの施設概要について
 羽咋郡市広域事務組合によりリサイクルセンターとして設立されました。「燃えるゴミ」の処理は、ゴミ燃料化施設において固形燃料化(RDF)化し(3)の「石川北部RDFセンター」で発電燃料として活用します。「燃えないゴミ」「粗大ゴミ」は、ゴミ資源化施設において缶・びん・ペットボトル、粗大ゴミに加え、新聞・雑誌等、容器包装プラスチックを新に分別して資源化している。また、不用品の再生工房も備えている。

   《PDF三豊市におけるごみ処理の基本的な考え方》
   

  三豊市ごみ処理技術検討委員会の答申が2月18日出されました。
 基本的な考え方は
 (1)ゴミの資源利用を可能な限り行い、二酸化炭素排出を最大限削減する。
 (2)安定的・継続的なごみ処理を行う。
 (3)市の財政負担を最小化する。
 との優先順位に基づき、最適なごみ処理システムの評価・選定を行ったと 述べています。
 ・「燃やせるゴミ」のうち「生ゴミ」を分別収集して、バイオガス化施設によりメタン発酵を行い、発酵残渣・汚泥は堆肥化をする。
 ・「生ゴミ」「紙」以外の「燃やせるゴミ」と「燃やせないゴミ」のうちプラスチックゴミについては、RPFの原料として回収を計画する。RPF化処理は業者に委託し、RPFは燃料として利用される。
 ・「燃やせるゴミ」やプラスチック等、「燃やせないゴミ」の可燃性残渣などの可燃物は、焼却処理業者に委託する。
など処理システムの検討が行われました。
そして、細部については、検討を要する事項も残っていると述べています。
 (1)堆肥化について
 (2)「燃やせるゴミ」の近隣自治体との共同について、バイオガス処理に伴う排水処理や堆肥化の広域連携。
 (3)ごみ処理、し尿処理、農業集落排水・堆肥化事業など縦割りの壁を取り払う合理化
 (4)バイオガス化の処理方式や分別収集の方法など細部にわたる詰が必要。
                   (概要は以上)
   

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