資料室−教育民生常任委員会

教育民生常任委員会 09/1/30

放課後児童クラブ(学童保育)の基準できあがる

(1)平成21年1月、「三豊市の放課後児童クラブ(学童保育)の基準」が出来上がりました。これまで、旧町ごとにすすめられていた学童保育が三豊市として統一化した運営が可能となります。
そもそも学童保育とは、保護者が労働などにより昼間家庭にいない児童を対象として、放課後や学校休業日に、家庭に代わる生活の場を確保し遊びや指導を行い、仕事と子育ての両立を支援するものです。共働き・一人親家庭の増加や、地域での子どもが被害に遭う事件が多発する中で、働きながら子育てをする家庭にとって学童保育は、なくてはならない施設として必要性と期待がますます高まっています。
1997年児童福祉法改正により、学童保育が法制化され少子化対策・仕事と子育て・次世代育成支援などの重要な施策の1つに位置付けられています。
   《PDF三豊市の放課後児童クラブ(学童保育)の基準》

厚労省は2007年10月、「ガイドライン」を発表。
 今回の「三豊市学童保育ガイドライン」要約は、
 1.開設時間が平日    〜18:00
       休日 8:00〜18:00
       延長保育を行う 朝  7:30から
              夕方 19:00までを最大とする
 2.開設日
       原則として日曜・祝日・年末年始は開設しない
 3.指導員
       市と直接雇用契約を結ぶことを原則とする
       配置基準は、原則複数配置
        児童数20人未満は指導員2名以上
        児童数20人以上は指導員3名以上
 4.施設
      原則小学校区ごととする
 5.適正規模
      集団の規模は40人程度年、1クラブの規模は70人まで
3月議会に「三豊市放課後児童クラブ条例」の一部改正する条例が提案されています。
 この条例は、4月1日から1ヶ月の学童保育料を3000円(おやつ代1000円含む)に統一しようというものです。

 

(2)三豊市学校給食費値上げ凍結について

 11月17日 学校給食センター運営委員会において、値上げ案が協議され、提案どおり値上げが承認され答申があった。
 1月13日 予算査定において「値上げを見送る」対策を
 1月15日 関係部署で対応策を検討
(教育委員会)
1.運営委員会の答申を最大限尊重する
2.学校給食法に定められている「給食材料費は保護者負担」という規定は現に尊重する

この前提を守りつつ、保護者負担を増やさない方法
1.教育委員会は、値上げ案を規定に明記する。ただし、期間(1年間を想定)を定めて値上げの凍結を附則で規定する。
2.凍結の目的は、昨年10月以降の急激な景気後退に対する、地場産業育成としての「地場産品消費拡大策」並びに市民への「緊急生活支援対策」及び「子育て支援」とする。
3.値上げ凍結の対応策として、値上げ分(10円/1食)は、市が負担する。事業予算は、幼稚園、小学校、中学校を合計すると、年間で約1500万円ほどになる。
4.各調理場は、新しい給食費(保護者負担金+市負担金の合計)で、市内の子どもたちにできる限り地場産品を利用して、安全で安心できる給食を提供する。
    現行給食費 小学校3800円/月(220円/1食)
    新しい給食費 小学校4000円/月(230円/1食)

この間、食材の値上げによって給食費の値上げがないように、一般質問でも取り上げてきました。凍結ということで1年間の値上げはないことになりました。今後も継続できるよう取り組んでまいります。

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