市政の動き−議会報告

【14.05.28】2014年度民生常任委員会(議会閉会中の審査)開催

高瀬南部保育所の整備について現地視察を行う

  5月27日(火)、民生常任委員会(閉会中の審査)を開催しました。
冒頭に保育所施設整備が計画されている高瀬南部保育所を視察しました。協議は健康福祉部、環境部の順で行いました。
《健康福祉部》
高瀬南部保育所・整備についての提案
1. 事業実施の背景及び目的と整備の必要性
「高瀬南部保育所の現状」
 昭和46年4月に建築され、築後43年経過し老朽化が著しい。耐震診断結果でも早急な全面改築が必要で、駐車場の確保も早急な課題です。施設規模は、4・5歳児は受け入れておらず、4月1日現在、定員45人に対して73人が入所している。
 この現状を踏まえ、耐震問題、4・5歳児の受け入れ、高瀬地区の入所予定児童数、高瀬中央保育所における保育室の不足状況等を考慮して、高瀬中央保育所と同等の定員120名規模の施設として整備し、保育環境の改善と待機児童の解消に努める。
2. H25年度定例議会市長答弁
・三豊市公共施設整備検討委員会で十分検討を行い、事後評価を重視した効率的な整備、徹底的なコストカットを要求していく
・(仮称)委託検討委員会において、事前にプロポーザル方式により法人を決定し、設計段階から法人の意見を取り入れたい
3. 保育所運営計画に示している南部保育所整備計画
公立保育所10ヶ所の耐震診断の結果、最も古い高瀬南部保育所保育所が『危険性が高い』と診断されました。保護者アンケートでも、保育所の施設(建物・園庭・駐車場)の満足度 58.7%と全項目の中で最も低い評価です。
4. 公共施設再配置計画における南部保育所の考え方
平成25年6月「三豊市公共施設再配置計画」を策定、公共施設の見直しを行いました。そのなかで、南部保育所の二次評価
・利用状況から見る施設分析結果→建替や大規模改修の実施が必要
・コスト状況から見る施設分析結果→廃止、又は機能の複合化を図る必要がある
「南部保育所は必要な施設である。」と捉え、整備を進め「整備手法から運営まで施設コストが改善される新しい手法で取り組むべき施設」と認識
5. 高瀬南部保育所整備用地について
(1)耐震診断により「危険性が高い」状況を最大に重視、速やかに整備用地を決定したい
(2)「老朽化に伴う建替」、「4・5歳児の受け入れ」、「高瀬地区の入所待ち児童受け入れに対応」を基本とし、現在の保育環境激変緩和を図る
(3)公共施設再配置計画に基づき、負担を先送りすることなく、「最小の経費で最大の効果」を
これらの方針に基づき、「現保育所敷地」を中心に整備を考える
6. 整備手法について
三豊市の保育所整備手法はPFI方式を導入する
2つの手法を基本に進める
(1)官民連携施設整備(市による施設リース)+指定管理
・公募により決定した受託者が建設した施設を市がリース(リース、賃貸借、使用貸借を含む)し、運営を指定管理者制度により同受託者に委託する。
・施設リース方式により施設整備費を複数年度に平準化することにより、単年度予算の低減と複数の事業の実行が見込める。
・市立保育所として位置づけることにより、条例等規定に基づき、市内すべての市内保育所と同様な運営方針、運営体系、管理体制等の確立、条例規定以外の事項において、民間ならではのサービス拡充(20時までの延長保育、一時預かりの拡大など)を図る。
(2)民連携施設整備(市による施設買い取り)+指定管理
・公募により決定した受託者が建設した施設を市が買い取り、運営を指定管理者制度により同受託者に委託する。
・市が買い取る経費は、合併特例債を活用できるので、直接的負担の軽減が見込める。
・市立保育所として位置づけることにより、条例等規定に基づき、市内全ての市立保育所と同様な運営方針、運営体系、管理体制等の確立を図るとともに、条例規定以外の事項において、民間ならではのサービス拡充を図る。

  民間への譲渡や売却が容易であるリース方式による整備を検討する
7. 公募手法は
設計、建設、運営(指定管理者)を包括的に実施できる事業者を公募型プロポーザル方式により実施し、受託者を決定しようとする。
 選定は「三豊市プロポーザル審査委員会設置条例」に基づき、整備する保育所と関係が深い地域代表者や学識経験を有する人等で構成された(仮称)受託検討委員会で決定する。
8. 高瀬南部保育所開所計画日
平成26年度中に受託者公募を実施し、遅くとも平成29年4月までの開所

その他資料
・「三豊市保育所運営計画」による、今後の保育所別入所児童数の見通し
・「三豊市公共施設再配置計画」二次評価の具体的な検討方法
・高瀬南部保育所建替について役員の意見

《環境部》
三豊市一般廃棄物(家庭ごみ等)収集運搬業務、仁尾地区民間委託募集要領について
                                      以上

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