【12.02.08】いのしし解体処理施設視察研修
建設経済常任委員会で松江市八雲支所へ
2012年1月31日(火)積雪が心配される中、朝6時半に市役所を出発して松江市役所八雲支所へ向かいました。
八雲町は平成17年に松江市と合併し松江市となりました。
八雲町のイノシシ捕獲数は松江市全体の約半数、平成22年度で狩猟と個体調整を合わせて240頭に上ります。
八雲猪肉生産組合(組合員31名)を立ち上げ母体にして、平成20年度より「松江市イノシシ資源化施設(解体処理)整備事業」として実施し、21年度に完成したものです。国の緊急経済対策による地域活性化・生活対策臨時交付金を活用したものです。
施設は島根県が定めた「猪肉に係る衛生管理ガイドライン」(平成18年9月)により運営されています。香川県はまだ定められていません。
22年度の売り上げは約180万円、23年度は約130万円(12月まで)となっています。
持ち込み肉の購入と、加工肉の販売、施設の運営では利益が出ています。
松江市の取り組みとして、
(1)イノシシ肉料理コンテストの後援者になること。
(2)地元小学校の学校給食にイノシシ肉を用いた「ふるさと汁」としてメニューに加わっている。
(3)地元農水商工連携事業の一環としてJAと地ビール館が連携して新メニューを提案し、「観光振興」につなごうとしている。
三豊市の場合、イノシシが多くなったからというからだけでなく、
いのしし肉販売までを含めて十分計画を立て、実行する必要がある。